自慢されるのがイヤなんじゃなくて自慢の仕方がイヤなのかも…と思った話です。
先日ある男性にわたしの姪っ子の幼稚園行事の話をした際に、少なくともわたし側の感覚ではまったく意味不明なタイミングで

私、仕事柄、役員とか政治家とかとつながってますんで。
幼稚園でなんかあれば全然やっちゃいますから
引き連れて行っちゃいますから笑
全然言ってください!
と言われました。そのとき
ああ、このタイミングで自慢入れてくるのって最悪だな
って思ったんです。
自慢と話題泥棒を一挙になすとは。
それに姪っ子の幼稚園行事に関することが若干シリアス寄りの話だったところに、この「笑」の口調での挿し込みはちょっと…
そもそも、仕事上で多少つながりがあることと、仕事外のところでその人たちを引っ張ってこれるかは全く別の話ですよね。
もし仮に「その人たちの力を貸して!」と頼むような事態が起こったとしても「それはちょっと…」って尻込みされそうです。
自慢したくなっちゃった気持ちは汲んであげたいけれど、もう少し上手に挿し込んできてほしいなぁ…
その点女性の”マウント”って秀逸だよなぁ
話題を変えず、相手の話題に沿って自然な流れで自慢話を挿し込んでくる感じ。
蝶のように舞い、蜂のように刺す女性の自慢戦法。
対して、男性の自慢話の、なんてゴリラストレートなこと…!
自慢されることより自慢げなニタニタ口調がちょっと苦手なので、個人的には女性の自慢であることを巧妙に隠した手法のほうが好み。
さて上述の彼、どうしても「仕事でおえらい人たちと関わりがあることを伝えたい!」のだとしたら

幼稚園でそんなことがあったんですね…
また今後、困ったことがあったら、解決できるツテがあるのでいつでも言ってください。
相手の話を受け止めつつ、まずはこれくらい。
これだけでも「おお、ツテあるんだ」って十分相手に一目置かせられます。
もし相手が「え?ツテ?」と聞き返してきたときに初めて

仕事で、幼稚園運営に関わりのある役員や政治家と会う機会がありまして
同じ話でもわたしはこっちの出し方のほうがカッコイイと思うなぁ。
でもそもそも能ある鷹は爪を隠すから自慢によってまわりからの自分への評価をあげることってできないんですよね…
自慢する人はまわりから「すごい」と思われたくて自慢してるのに、自慢することがむしろ逆効果になるのってなんとも皮肉なことです。

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