火葬場で働く僕の日常 最期の火を灯す者[本/雑誌] (BAMBOO ESSAY SELECTION) / 下駄華緒/原案 蓮古田二郎/漫画 価格:1,210円(税込、送料別) (2023/11/12時点) 楽天で購入 |
このマンガが衝撃的すぎました。
Kindle Unlimitedにて
先日Fireを購入した流れで、Kindle Unlimitedにも登録しております。(初月無料)
Kindle Unlimitedのオススメのマンガ50選で目に留まったので軽い気持ちで読み始めたのですが、未知の情報のオンパレードでした。
変にドラマチックでもなく、怖がらせるわけでもなく、もちろん茶化すでもなく。
感動させようとする描写もないのに、読了後涙が出ました。
大切な人が火葬されること、服、髪、血、肉が燃え、骨だけになること、
燃やす場面などもちろん見たことも想像したこともありませんでしたが、壮絶でした。
このマンガを読んで初めて知ったこと
- 死後、体内にあったガスが口から抜ける際にうめき声のような音が鳴る。
- 火葬の際、ご遺体は上体が起き上がったり、血が噴き出したりする。
- ペースメーカー入りのご遺体は爆発する可能性がある。
- 溺死で骨まで水を吸ったご遺体を焼く際に煙がたくさん出る。そのお骨はキーンと鳴るほど硬い。
- 焼き残しがないようご遺体を整える専用の器具が腸のあたりを触ってしまうと、すごく臭くなる。でも脳みそが一番、とんでもなく臭い。
これ以外にもたくさん、これまでの人生想像もしなかったような情報がたくさん詰まっておりました。
火葬場でお仕事されているみなさん、日々お疲れさまです。
読了後の心境
そもそも加齢によりグッときやすくはなっているのですが、こちらのマンガを読了後、肉体と体温を持って今生きているわたしの大切な人たちをとにかく愛しく思いました。
いつかはみんな通る道なのですが、すこし火葬が怖くなりました。
イメージの中の火葬は、灼熱で干からびゆくミイラでしたが、現実は全く違うようです。
想像したら耐えられなくて、だから、「みんな死なないでほしい」と不可能なことを願わずにはいられず。
日々忙しく過ごして、ネットにばかり夢中になって、目の前の人を蔑ろにしがちなことをしっかり改めたい。
恋人や子どもはともかく、家族に触れる機会などハグの習慣などない純ジャパニーズなわたしの家庭では皆無なのですが、骨になってからではなく、生きているうちにもっと触れたいと思いました。
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