ケーキの切れない非行少年たちがKindle Unlimitedにて1~8巻借りられたので一気読みしました。
Kindleを使用するようになってわたしのオススメ欄に常に表示されていたのですが、タイトルと表紙のイラストからウシジマくん的な怖い話か、読んだあとにぞっとするだけの後味の悪い話なんだろうと予想して手を付けてきませんでした。
この度、ちょっと気が向いて読んでみたのですが、当日に無料分一気読み。
怖い話でも、後味の悪い話でもなく、少年院勤務の精神科医の先生視点で語られるお話でした。
「少年院」という言葉自体、ニュースで聞くくらいで内部のことを想像したこともなかったのでその片鱗を知れる内容で、大変興味深かったです。
マンガ内に登場する一部の親同様わたしには「少年院に入ると前科がつくのでできれば避けたい場所」というような認識がぼんやりとありましたが、このマンガを読んで「むしろ量刑に関わらずみんな一旦入っても…」と思うほどに変わりました。
中でも境界知能の方の生きづらさが印象に残りました。
学生時代のクラスの様子を思い出しても、心当たりあります。
スポーツにしても勉強にしても、すごくできる子、全然できない子、このグラフのグラデーションのようにクラスに存在していました。
そりゃ、そうですよね
だって、一昔前のわたしのこども時代など、境界知能の子のための学級などなかったように思います。
「特別学級」というクラスがあったのですが、そこは幼い日のわたしの認識的には1クラスに0~1人の特別支援学校レベルの子たちが行くところでした。(実際のところはわかりません)
だから教室の中にはそのグラフの通りの割合で色々なレベルの子が存在していたのだと思います。
いかんせんわたしの「特別学級」の認識は当時の知らなかったし知ろうともしなかったあのころの印象が強く残っているので友人・知人に
うちの子、教科によって通級※してます~
※普通のクラスと支援の厚い特別クラスに通いわけること
と聞くと、すこしびっくりします。
えっ?普通の子なのに?
と一瞬思うのですが、今は特性に応じて、苦手な教科を特別学級で受けることがむしろ普通なのだろうと思います。
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境界知能の子どもたちは平均的な子から見るとネガティブな印象になりがち
「普通のことが普通にできない」「空気読めない」「変」「のろま」「ださい」みたいな
それで学校で友達ができづらくて孤独、家庭でも「もっと頑張れ!なんでできない!怠け」と叱責されて追い詰められ歪んでしまう
わたし、やりそうな側だなぁ…
「もっと頑張ればできる」「やり方を工夫すればできる」と思っていた節があります。
でも頑張ってもできない子もいるし、そもそも頑張れない子もいる。
再犯して少年院に戻ってくることになった少年に、教官は「裏切られた気持ち」になり、精神科医にその気持ちを吐露する場面がありました。
わたしも教官同様に「なんでこの子はこうなんだ」とやるせない気持ちになりました。
精神科医の先生は「そういう頑張れない子にこそ支援が必要ではないでしょうか」というような声掛けをするのですが、それも確かに…
他人に被害を加えるような子、それも再犯するような子など見捨ててしまいたいけれど、そういう子こそ支援し続ける必要があるんですよね
ああ、でも犯罪は憎いです…
特に幼児への性加害が…(9話)
性犯罪は再犯率が高いことで有名ですし、年齢に関わらず一度でもその犯罪を犯した人を野放しにしないでほしい
加害者側の事情を最大限汲んだとしても、被害者側の心情が優先されてほしい
加害者の努力レベルどうこうの話ではなくて、法律を変えてほしい
マンガの中だけのフィクションではない。実際に存在する被害にあった罪なき幼児の今後数十年のことを思うとあまりにつらい気持ちになってしまうのでした…(ああ、書き始めはこんなクロージングの予定じゃなかった…
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