わたしはそもそもプレゼントをもらうのが好きではないのですが、その中でも群を抜いてイヤだった、今も思い出してつらくなるプレゼントは年齢の数だけのバラです。
花も花束も大好きです。
でもそのプレゼントは本当にタイミング的に最悪でした。
妙齢のわたしにそんな目立つプレゼント。
結婚しようしよう詐欺で、わたしはもうこの年齢になったら子どもは諦めようと思っていた年齢になった日の贈り物。
「高齢出産は避けたいからこの年齢までには」と過去にその彼と話し合ったこともあるので知っていたはずなのに。または忘れられたか。
どちらにしても最悪です。
過去にわたしの家族に結婚のご挨拶に来た彼と破局したことがあるので、家族には彼の存在を秘匿していました。
そのバラの花束は5万円近くする立派なものでした。
その美しいバラの花束を、誰にも見せることなく、ただただわたしの部屋で枯れるまで水を替えする日々。
家族にみられると面倒なので、水替えのときすらこっそり。
今でも思い出すと悲しくなる、つらい日々でした。
もったいなさすぎる。
わたしは家を建てたものの、建築会社との様々なトラブルたのめ、数年経った今も入居できずにいます。
せめて新居があったら、そこかしこに飾って楽しめたのに。
狭い一部屋の中に似つかわしくない豪華なバラの花束。
いつか、だれかに、素直に喜べるタイミングで頂けたら嬉しいけれど。
まさか、こんなに悲しい気持ちになるとは思わなかった、過去一番最悪だったプレゼントでした。
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