わたしは「キャリア」というのを「意識高い系」と同じ類のものと認識していて、
職人系の専門職以外の人が「職業を極める」的な意味合いで「キャリア」などと発言するとちょっと微妙な気分になります。
皮肉屋なわたしは
キャリアって言葉使う人に限って大したことしてないんだよな
とまで思っています。
華やかなキャリア
過去に大企業でポンコツのサポート役をしていたことがあります。
その人は最終、別の大企業に役付で採用され、転職していきました。
過去に記事にしたことがありますが、彼はわたしが出会った中で最も肩書と実力に乖離がある人でした。
でも上述のように経歴だけはご立派で、これからもそこそこの「キャリア」をつんでいくことでしょう。
仕事への責任
最近友人が派遣先の企業に正社員として入社しました。
引き抜きではなく、自分で応募して面接して勝ち取りました。
人柄を見る面接はすでにその職場で働いていることもあり免除になったのですが、代わりに上司に突然呼び出されて
派遣と社員では責任の重さも違うよ。
大変なことも増えるよ。
わかってる?
と聞かれたそうです。
その転職エピソードを一緒に話を聞いていた友人は
その上司、めっちゃ派遣のことなめてるじゃん。
と間髪入れずツッコミ。
確かに、社員と派遣では責任の種類は違うのでしょうが、自分の勤め先を考えても、社員が責任ある判断を下す場面などありません。
判断は基本上長に仰ぐ。平社員に決定権もとれる責任もない。
社員も派遣も雇用先が違う以外は基本的に変わらないように思います。
派遣を使うほどの大企業だと、新卒の子たちの学歴は輝かしく確かに優秀だと思います。
一方派遣はアタリハズレが多いので、企業側に派遣がなめた見方をされるのは仕方のないこと。
正社員という普通の働き方がそれだけでステータスになるくらい日本が壊れてしまったために、ただ雇用形態が正社員というだけで自分に能力があると勘違いして、正社員以外の働き方をする人を見下すタイプの人が「キャリア」って口に出すよなというわたしの偏見。
コメント