超久しぶりに購入してしまったマンガ【adabana】

RECOMMENDATION

やたらとマンガのバナー広告が表示されがちなわたしのケータイ。(万人共通?

そこにちょこっと表示された【徒花】の切り抜きを読んでがっちり心を掴まれてしまいました。

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料金

たくさんのマンガアプリがありますが、上中下巻の全体が無料で読めるものはありませんでした。

シーモアやめちゃこみ、ぴっこまなど知名度の高いマンガアプリはどこも一部無料で読ませてくれます。

無料だけど会員登録が必要なサイトなどもあります。

アプリによって読める範囲が少しだけ違ったので読めるものは読みつくし、画像検索やネタバレ検索した挙句に下巻だけ購入しました。(¥752/シーモア)

ネタバレ

adabana-徒花ー 中 (ヤングジャンプコミックス) [ NON ]
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主人公は美月と真子。真子の実父・叔父・元カレが犯罪者。

真子が幼いころに交通事故で母を亡くし、運転していた父は体が不自由になり仕事を辞める。(下巻で登場した父は松葉杖をついて歩いていた&運転していたので寝たきりではない)

そんなわけで真子は高校生活を送りながら家計の足しにと叔父のラーメン屋でバイト。

美月のほうは父は家庭を顧みない議員、母は子どもに過剰なプレッシャーを与える受験ママ、兄はプレッシャーに耐え切れず過去に自殺。

学校では明るくて可愛くて人気者の真子と、陰の雰囲気で人を寄せ付けない美月の構図。子供のころは家が近く2人でよく遊んだ2人が、中学からはなんとなく離れている。真子が真子友人にキツイ冗談を言われているところを、たまたま通りかかった美月が一刀両断したところから、2人はまた一緒に過ごす時間が増えていく。

美月は塾の帰りに、真子のバイト先のラーメン屋に寄る。真子がラーメンの出前に出ていて、ラーメン屋店主の真子の叔父と美月が2人になったとき、事件は起きる。

なんと叔父、あろうことかゴープロ?(額につけるカメラ)をつけて美月に襲い掛かる。女子高生のレイプものなんて伝説になるぜ~リアルだぜ~と

ここの描写がトラウマになるレベルなので学生には読ませたくないし、女性が読むときは心してほしい。

ガバッと覆いかぶさってきて、次の瞬間には・・・のように、濁していない。

でも、美月はギリギリセーフで助かった。美月に覆いかぶさる叔父を出前から戻った真子が見つけて刺殺してくれたから。

遺体を隠して証拠隠滅・・・の最中に、美月は叔父のPCに真子の卑猥な動画を発見。真子の元カレ(現ストーカー)と真子が、元カレの自宅で致す動画。

この元カレ野郎クソなんですよ・・・(安心してください、破滅しますよ

なんで叔父のPCにそんな動画が入っていたか。それはこの元カレ野郎が自分の部屋に隠しカメラを仕掛けて映像を横流ししていたから。

それを叔父と実父が売りさばいて、元カレ野郎にも報酬が入る仕組み。(金銭の授受はこれからだったようだけど)

真子は自殺しちゃうのだけど、真子にナイフ渡したのも元カレ野郎。真子の自殺の第一発見者が美月で、すべてを察して、でも自殺だと主要な加害者(この場合元カレ野郎)へ十分な制裁がされないから、自分の人生をかけての復讐劇を企てる。

とても賢い子。計画自体もすごいし、その計画を遂行する精神力。

結果、元カレ野郎はヤクに溺れ見る影もなくなり、実父は路上生活からの心筋梗塞で死亡。

真子を苦しめた野郎ども全員が破滅した。(それだけが救い)

感想

このマンガはフィクションですが、実際にこういう性犯罪者の毒牙にかかった/かかっている子供たちがいるであろうことが怖い。

あとはこの変態元カレ野郎のような、外面が良くて人気者だけど実際中身が終わってる人に騙されてしまった子もきっと遠くない世界のどこかにいるんだろうな。

このマンガでは被害者の親友が自分の人生を棒に振って、真子を苦しめた人たちを破滅に追いやったけど、実際はそうもいかなくて被害者ばかりが損をする現実があるのだろうと思うと心がズンと沈みます。

子どものころ大人に「危ないよ」って言われることのほとんどに「危ないわけない」と思ってしまうところがありました。

そもそも守られて生きていて危ない目に遭ったことがないから「またまた~ 何やろうとしても危ないって言うんだから」と。

「危ない」の具体例のひとつも浮かばず、

「もしわたしが誘拐されても身代金とか払わなくていいから」って、実際解放されなかったらどうなってしまうかも知らずに言ってしまったりするんですよね。想像力がなさすぎて。

わたしのみならず弟が同じ発言を全く別のタイミングでしているのを聞いたことがあり、これはわたしたちが平和ボケブラザーズだからなのか、子どもあるあるなのか。

そういうわけで、このマンガは想像力に自信がない平和ボケ中の大人に読んでほしいなと思いました。

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