在宅の仕事で検索をかけると、最近占い師の求人をよく見かけます。
でもわたし霊感も繊細性もないしなぁ~と応募には至っておりませんが、こちらの小説の主人公さんは霊感なくして占い師になった設定でした。
主人公の女性は最初はマジメに計算してお客さんに結果を伝えていたものの、なにか違和感を感じて計算をやり直すとやっぱり誤った結果を伝えてしまっていた… それで結局、計算ではなく直感重視の占いに移行して成功していました。

計算間違い、絶対わたしもやるだろうなぁ~
ストーリーは占い師として成功するまでの道ではなく、ちょっと変わったお客さんたちの話。
伏線が張り巡らされていることもないので、読みやすいお話でした。
オチが想像しやすいので人によっては退屈に感じてしまうかも
主人公の占い師の女性が20代中盤の「らしさ」があるので、その年代よりお若い方にオススメ。
わたしとしてはちょっと興味のある職業「占い師」の裏側が垣間見られて良かったです。
霊感なくして占い師になるポイントは
- 言葉選び
- 相手のほしい言葉を探る力
- 堂々と伝えること
ものは言いようだし、適当でも堂々と伝えれば様になるようです。
占い好きのわたしとしては「こちらのほしい言葉」を探られて言われるんじゃ物足りないんだけど、悩み相談に来た人にとってはそれで気持ちが軽くなるから料金分の価値を見出せる…
悩み相談を聞き続ける精神力と言葉巧みな話術があれば霊感がなくても占い師としてやっていくことはできるのかもしれません。
登場人物の中ではおわりが見える関西弁大学生のキャラクターが好きでした。
なにかのおわりを察知できる能力の持ち主。
でもなにが終わるのかまでは見通せないので、その能力を持て余していて…
おわりがなにかのはじまりだとしてもおわりを予告されるのって結構怖いものですね
主人公の女性はおわりを予告されて彼氏との関係が終わってしまうのかと暗い気持ちになってしまっていました。
結局関西弁大学生が見えた「おわり」はそれとは別のことだったのですが、自分ももし終わりを予告されたら主人公と同じように「終わりたくないものが終わってしまうのかも」と予想して、無駄に気分が下がってしまうことと思います。
はっきりわからないことは言わぬが花。なにごとも。
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