わたしがブログを始めたころにはすでに退職していましたが、わたしの現在の職場生活の8割を共に過ごした人物、それがポンコツ社員のぽんちゃんです。
この人と働いていたときにはわたしの身近な人への会社の愚痴の8割がぽんちゃんの話でした。(残り2割はお局)
ぽんちゃんは帰国子女なので英語の発音がキレイでした。
彼の唯一の特技でした。
英語に関しては英文法も英単語も壊滅的に知識不足でしたし、日本語も変に下手でした。”変に”というのは「日本語ワカリマセン」的な下手さならまだしも、言い回しがストレートすぎたり、お伺いを立てるのではなくて命令調になる類の下手さだったからです。
ぽんちゃんメールのCCにいるわたしは、相手方がお怒りになるのではないかとよくヒヤヒヤさせられました。
ぽんちゃんのポンコツぶりは彼についた派遣社員さんの残業時間からも証明できます。
ぽんちゃんサポートについた派遣さんは月に十数時間の残業が発生していたのですが、彼が辞めてそれがほぼなくなりました。
派遣さんに仕事を振る役の人は「仕事を渡しても渡しても派遣さんの残業時間が減り続けるのはなぜ?」と首をひねっていたとのことですが、それは自分のところで締め切りギリギリまで溜めた仕事を
これ明日の午前中までにお願い
と終業間際に依頼してくるぽんちゃんがいなくなったからです。
そんなダメダメぽんちゃんなのですが、経歴は華々しく、この仕事を辞めていったのも良いポジションで転職できる先が見つかったからのようです。
ここの仕事の前もイケイケな仕事をしていたと聞いたことがあります。
……人事見る目ないな
人当たりは確かに相当良くて、無害そうですが、仕事の出来なさは天下一品です。
できないことを自覚できないタイプのできない人です。
あとにも先にもこの人ほど経歴と実力に差のある人をわたしは知らないのですが、きっと彼の特技は英語の発音以外にももう一つだけあるのでしょうね。
特技:就職面接
なんともうらやましい特技です。
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