一番の歌詞の中で、元カレが独り身に戻ったことを人づてに聞いた彼女が
「電話くらいくれてもいいのに」
という気持ちを抱く描写があります。
でも二番で、もし再び会ったとしてももとには戻れない。
とクロージングする、
この絶妙な女心の描写!
わたしも四捨五入して10年前にまさしくこの感情を抱きました。
遠距離中だった彼(浮気性)に女の影がありました。
「あ~これは浮気するな~」とは思った(あの女性の影に怯えて暮らした)のですが、体の浮気はあっても別れることにはならないと予測される状況下でした。
でも、錯乱した彼に、振られました。
でもすぐに彼は独り身に戻り、わたしに電話してきました。
歌詞と違って電話はあったのですが、そして一度はヨリを戻したのですが、
隔てた時間を埋めるすべは何一つない状態でした。
一度割れた花瓶はもとに戻らないって感じで
どんなにつぎはぎしたところで水は漏れ出しちゃうって感じで
わたしの心境はまさにこれだったと思います。
悔やんでほしかった。
そして悔やんでもらえたので、わたしはそのあと未練なくさよならできました。
この感情が女子のあるあるだとしても、詩の世界に落とし込める竹内まりやさんの才能に脱帽です。
コメント