気付いたら、こじらせ女子でしたのカオルコさんが最近インスタにこんなリールを更新されていました。
「特別な理由もなく実家暮らししてる人って甘いところある」
「自分の成長・自立のためにも実家はでよう!」
というメッセージをわたしはこのリールから受け取りました。
わかります、こどものころは実家から学校へ、大人になったら行先が職場に変わるだけでずっと自分のことしかしてない、家事の分担もこどものお手伝い程度、お金のこともノータッチ、そういう人には「甘さ」を感じることもあります。
「お前の娘、俺がもらってやるよ」というマンガの勘違いオジサン然り、元同僚のゆるふわちゃん然り。
実はわたしも大概そういうタイプで、世間知らずの甘ちゃんです。
でも家族チームの一員を担っています。
両親が共働きで休みもほとんどないので、わたしは高校生のころから夕食作りとお風呂掃除の担当でした。
時間のあるときは洗濯も掃除もするし、家事のメイン担当です。
大人になってからはふだんの買い出しや人が集まるときの準備も主体でしています。
実家暮らし=少額の生活費だけ入れて上げ膳据え膳生活
という人より、家庭内でポジションを任されてチーム運営に携わっている人のほうが多いんじゃないかなぁ
親と子のどちらか一方の負担ばかり増えるのではなくお互い支え合える関係を築いている人は一人暮らしだろうと実家暮らしだろうと自立している人だとわたしは思います。
これに当てはまらない自立の例も身近にあります。
わたしの親戚の男の子はとても家族思いで、大学もいくつか合格した中で家から通えるところを選びました。
就職活動のときにも「年老いた祖父母を支えてあげたい」という理由で地元の企業への就職を決めました。
祖父母も今のところ自分のことは自分でできるし、男の子の母も同居で、その男の子は現状家事をする必要はありません。
でも、わたしは彼が「甘えている」とも「自立していない」とも思いません。
彼がこの家族の大きな支えになる日が近い将来必ず来ます。
職場の近くに単身用のアパートを借りて暮らす方がどんなに自由で楽なことでしょう。
これから先この決断が覆ることもあるかもしれません。
この子が家族を支えてあげたいと思っているのと同時に、家族も「彼に幸せに生きてほしい」「自分を犠牲にしてほしくない」と思っているのでそうなっても良いのです。
ポイントは彼が実家暮らしを選択する理由は自分が楽できるからじゃないという点。
少子高齢化社会の中でそんな家庭もたくさんあるに違いない。
”一人暮らしは自立していて実家暮らしは甘えている”という認識で測れるものはもうそんなに多くないんじゃないかな
このリールのコメント欄に「一人暮らしか実家暮らしかで人事が受ける心証が違う」という意見がありましたが、見誤られることが少なくなるといいな
コメント